6月5日の所沢市は最高気温32.2℃だったそうです。雨の日が続いていたと思えばこの暑さ。この先いったいどうなってしまうのでしょうか?

そのような暑さで気を付けないといけないのが熱中症です。年々熱中症の被害は拡大し続けています。もちろん運動や野外活動中だけではなく、屋内にいるときでもかかってしまいます。そして気が付いた時には手遅れになりがちなものでもあります。

 

熱中症による労働災害も増加してきたことを受け、6月1日から事業者による熱中症対策が義務化されました。具体的な内容を確認していきます。

対象となるのは“WBGT28℃以上又は気温31℃以上の環境下で連続1時間以上又は1日4時間を超えて実施が見込まれる作業”となります。近年は屋内であっても30℃を超えてくるのでほぼすべての作業ということになりますね。

対策についてですが

  • 自覚症状のある人やそのような人を見つけた人が報告できる体制の整備と周知。
  • 熱中症のおそれがある人は把握した場合の適切な判断と対応ができる環境整備。

のふたつです。(わかりやすく表現は変えています。)

1つめについては上長などに体調不良を訴えやすい環境づくりでしょう。熱中症は根性不足ではないということを知ることが大事だと思います。

2つめは具体的な対処法です。体を冷やす、救急車を呼ぶといった初期対応をきちんと行えるように知識をつけることです。

 

冷房や扇風機などが稼働しても熱中症はおこることがあります。そのような体調不良を見逃さないためにも普段から職場の人とコミュニケーションを取ったり、無理していないか自分のからだと向き合っておきましょう。

厚生労働省からのお知らせはこちら

002215755.pdf