ここ数日は風の強い日が増えてきましたね。舞い上がる土煙から空が茶色く見えることがしばしばあります。そろそろ花粉が気になってきました。

今回のテーマは先日の講演で橋本氏が語っていた「心理的安全性」についてです。心理的安全性とは心理学用語で異なる意見をお互いに発言することができる状態を指す言葉です。職場環境等で使われる場合はチームや組織内で自分の意見を誰にでも発信することができる状態であるという意味で使います。ここ最近においては、就活生や若手社員が職場に求めるものとして聞くことの多くなりました。昨今の就活・労働トレンドである「自分の意見はしっかり言いたい。」に近い状況で「空気を読む」、「右に倣え」、「暗黙の了解」といったものの反対の意味で使用されている感覚がします。火のない所に煙は立たぬといいますが、意見を言うということは自ら火種を作りにいくことですから好まない方が一定数いることも容易に想像できます。

講演では首長時代の経験から賛成も反対も計画性のない案も自由に意見できる環境づくりとその成果について語られていました。そのようなことができるのはカリスマ性と一定の権力があるからだと思いますので模倣することは難しいかもしれません。

しかし働きやすい職場を目指す上では意見の言いやすい環境づくりは大切だと感じました。“理解”し“納得”した後の方がその人のパフォーマンスは上がりますし、小さな違和感や不安・懸念点を見つけることができることは会社、個人双方に好影響を及ぼすと私は考えています。

労働力不足が謳われる今日において、選ばれる会社を目指すための手札、選択肢をたくさん持っておくために日々勉強し、参考になるものがあれば発信していこうと思います。

講演に関してはこちらのブログから(<いすゞグリーンセミナー> - 株式会社ナガオ

心理的安全性について詳しく知りたい方はこちらの記事を

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