今回は前回に関連したおはなしです。(なので今週2度目の投稿です!)

郡山の地で行われた交流会、ナガオチームは当日中に所沢に帰ってきましたが半数以上の方は宿泊ということでした。

司会が会の途中でこんなことを言っていました。「明日(27日)は市制100周年のディズニーパレードで混雑します。」

東北の中でも有数の大都市である郡山市だから大掛かりな記念行事も想像できるよね、と思いました。

さてみなさんは郡山と聞いてどのようなイメージを思い浮かべますか?

郡山という都市は現在、福島県でもっと人口の多く、また東北地方では仙台に次いで2番目に大きい都市圏を作っています。また自動車、鉄道ともに郡山から福島県の東西に分岐し、いわきや会津に向かう交通の要衝となっています。

しかし明治時代の初頭には5,000人ぐらいと城下町の(会津)若松や平(いわき)、福島に比べるとかなり小さな宿場町だったようです。今の郡山から考えるとなかなかイメージが湧かないですよね?

その小さな町を大きな都市にしたのが有名な安積疏水の開削工事です。

水の確保に苦労していた郡山盆地に猪苗代湖から水を引いてきたことによって土地が変わり、それに伴って人がどんどん集まり、商業、工業が発展していきました。潜在能力を発揮させるためにヒトとカネを投資した結果、いろいろなものが集まり、発信される場所になったのです。そう思うと安積疏水は一都市だけではなく地方、国に影響する遺産だったのです。(だから高校の日本史で学んだのだと痛感しました。)

運送業界も潜在能力はあるとは思うのですが最大限に発揮することはできていません。潜在能力を発揮するために必要なものは何であるのか、またそれを見つけたときに躊躇いなく推し進めることができるのかが求められてきます。運送事業者への治療や延命ではない、業界を高次元への進化に導くものに期待したいです。それが(手段なのかモノなのかはわかりませんが)台頭してきたときは、当社としては追従する立場ではなく、主導する立場になれるよう、答えを探求していこうと思います。

一大ターミナルの郡山駅