空気が乾燥し、肌寒い季節になりました。夏が長く、ようやく秋だと思ったら、冬がすぐそこまで来ています。

さて老若男女問わず使われる言葉として“準備”があります。辞書によると『物事をする前に、あらかじめ必要なものをそろえたり態勢を整えたりして用意をすること。』(大辞泉より)とあります。つまり物事の全てに対応できるようにすることということですね。

そう思うと急にハードルが高い言葉に思えてきました。

準備といえば、11月の下旬に各倉庫にて消防訓練を実施しました。所沢東消防署(柳瀬分署・富岡分署)の方のご協力のもと、避難訓練や消火訓練を行いました。印刷物を扱うことが多い当社は火災対策に力を入れており、毎年消防訓練で知識の振り返りと定着を図っています。

本社及び東所沢倉庫は11月18日に実施しました。(雨が降らなくて良かったです。)「毎年消防訓練を実施している当社は火災なんて起きないし、起こさせない」と思いたいところですが消防署の方によると、火災発生原因の1位は放火だそうです。倉庫内で行われる加工・梱包作業は2階で行うことが多いので、可能性がゼロとは言えないですね。

今回の訓練では屋内消火栓と消火器を実際に使用して消火訓練を行いました。みなさんなかなかの腕前でしたが、実際に火災現場に遭遇したらパニックでホースや消火器を上手に扱えないかもしれません。もしくは使命感から自分の身を危険にさらして消火活動を行うかもしれません。興奮状態の時は、知っていること、経験したことしか行動することができないと言われることもあります。見る・聞く・触ることで万が一の時に活かすことができればと思います。



「無理に消火しようとしない。消火できるのは自分の身長以下の炎だけ。消火器を使うときは逃げ場を確保してから使用する。」と講和でおっしゃっていました。

2次被害を防ぐためにも、非常時は“自分の身は自分で守る”を意識しておきたいですね。 それではみなさん火の用心!